マット遊びをしよう(年中・きりん組)
先生から「今日は,マット遊びをしましょう」とのお話がありました。子どもたちからは,歓声があがりました。マットで遊ぶことの期待感がいっぱいです。最初の遊びは,「マット押しです。」と先生。どんなことをするのかな?と興味津々。「大事なことは,一人でできないことも・・・」と先生が間を置きますと,「みんなで助け合うことです。」と子どもたちから声があがりました。
「ぞうきんがけみたいだね。」子どもたちの声。「よーし,大きなぞうきんがけをしましょう。」と先生たち!,子どもたちは,やる気満々の表情。
2組に分かれて競争です。ゴールしたら,ひっくりかえことが条件に付け加えられました。
ゴールと同時にマットをひっくり返しました。協力してできたことで,みんなうれしそうです。助け合うことを体験として学んでいきます。
先生とタッチです。心地よい達成感とご褒美のタッチで喜び倍増です。
次の遊びは,動物になりきってマットの中に入ります。「マットにきちんと乗らないとオオカミがやってきます。おおかみがお友達を連れて行こうとしたら,みんなで守ってくださいね。」と先生からお話がありました。
いろいろな動物になりきって,マットまで向かっていました。楽しそうな表情がいっぱいでした。
先生が,「おおかみだ。」と言いながらやってきました。お友達を連れていこうとすると,みんなで一生懸命助け合っていました。必死になって,お友達を守っていました。この遊びでも,協力することの大切さを学んだようです。
先生は,「次は・・・」と子どもたちの気持ちを引き込むように,間をおいて,問いかけていました。「先生たちは,お腹がすきました。おいもを食べたいので,おいもをたくさん引っこ抜いてください。」と次の遊びに入りました。おいも役と引っこ抜く役と別れての遊びです。最初は一人でやりました。でも,ぬけません。「1人でだめならどうしますか。」と先生。「2人でやる」と子どもたち。「2人でだめなら」と先生。「3人でやる。」と子どもたち。子どもたちと問答をしながら協力するとできないことができるようになることに気付かせていました。
「ぜったにねー抜かれないよ。手を離さないぞ」と気迫が顔にみなぎっています。
一人でだめなら,力を合わせて「うんとこしょ!どっこいしょ!」
「今度は,みんながおすもうさんになって先生の持っているマットを押してください。先生たちは,力持ちだから,みんなには負けないよ。」子どもたちは必死に力を合わせて頑張りました。
応援にも熱が入ります。「がんばれ!」・・・お相撲さん役の子どもたちと応援の子どもたちと一緒になって先生たちを押し続けました。
子どもたちの勝利!みんなで協力したら大きな力となって,先生たちを押し倒すことができました。5人の子どもおすもうさんは,強かったです。先生たちもへとへとになりました。
マット遊びを子どもたちと振り返りました。楽しかったこと,もっとやりたいこと,協力することの大切さなど子どもたちと振り返りました。「楽しかった人」「はーい」と手が上がりました。楽しいマット遊びを通して,先生たちが,子どもたちに経験し,学んでほしかったのは,「協力することの楽しさ」だったように思いました。